オバケなんてないさ
アナタは幽霊を信じますか?
「そんなの、ホントにいるワケないでしょ!」
そう思いたいし、見たこともないけど…
この世の中に 怪談話がたくさん溢れていることを考えると
「自分に見えないだけで、やっぱりいるのかな??」
なんて 思ったりもして…
今回は、怖がりだった子供の頃の夏休みの思い出を
「今週のお題」にちなみ、恐れながら告白します。
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今週のお題「私の『夏うた』」
子どもの頃、夏休みに ド田舎の祖父母の家に
遊びに行った時なんかは
離れの奥の長〜い廊下の先にある 和式の汲み取り式、
まさに「便所」には 夜一人で行けなくて…
ドリフの夏の鉄板ネタ「志村うしろうしろ!」を
うっすら知ってる世代なもんですから
母親か弟に付いて来てもらって、恥ずかしさも何のその
ドア全開で 見張ってもらったものです。
でも、少しずつ大きくなって
「トイレくらい一人で行って来なさい!」と
言われるようになってしまい
仕方なく、覚悟を決めて 行かねばなるまい時には…
おばけなんて なーいさ
おばけなんて うーそさ
心の中で 念仏を唱えるかのように、
このフレーズに集中して 怖さを紛らわせてました。
まぁ親戚が集まると、普段会えない従兄弟同士で
じゃれ合ったりして
夜のトイレ以外、寝るまでは超楽しいんですけどね…
ド田舎の本家はだだっ広く、部屋もたくさんあったのですが
寝かされるのは決まって いつもそう、
お約束の仏間です。
「いい加減、もう寝なさい!」
酒盛りする大人の声はうるさいまま、
布団に入って天井を見上げると
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壁には、ご先祖オールスターズの遺影が
老若男女ずらり勢揃いです。
父親のそのまたおじいちゃん・おばあちゃんあたりの遺影は
写真じゃなくて セピアな絵だったりしますから
キュッと結んだ口元に 少し睨みつけるように厳格な感じが
ご先祖様とはいえ 暗闇の中で迫力十分!
バッチリ目が合っているような錯覚にも陥ってしまいます。
緊張感がピークに達する頃、
柱時計の音が不意に静寂を破ろうものなら…
「ボォ〜ン、ボォ〜ン、ボォ〜ン…」
小さな心臓は破れんばかりに 鼓動が早まります。
恐怖に耐えられなくなると、
頭まで素早く布団に潜り込み
おばけなんて なーいさ
膝を抱えるように ギュッと目をつぶり
おばけなんて うーそさ
恐怖心が睡魔に負けて、
意識を失うことができるまで…
おばけなんて なーいさ
おばけなんて うーそさ
心の中で必死に歌い続けたものです。
学校で音楽の時間に習った童謡ですが、
私にとっては般若心経のような?
歌ってる間は オバケが出てこない、
究極の護身ソングのような役割を果たしてくれてたんですね。
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大人になった今でも、怖がりなのに 怖いもの見たさに負けちゃって…
怪談小説や ホラー映画を見てしまった時などは
おばけなんて なーいさ
おばけなんて うーそさ
夜中のトイレでふっと、このフレーズを思い出すことがあります。
ねぼけたひーとが
みまちがーえたーのさ…
でももし、今は亡きおじいちゃん・おばあちゃんが
夢の枕に寄り添って その姿を見せてくれることがあるなら
この歌は歌わずに、懐かしさと嬉し涙で 穏やかに目覚めることができそうな気がします。
以上が 私の今週のお題記事です。
いかが?笑
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それではまた、ヒュードロドロ…
Aremo Coremo
もねこ